第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
「私ハーマイオニー・グレンジャー。あなたはリエル・ポッターね?」
「うん。よろしくハーマイオニー。」
女の子で一番最初に仲良くなったのはハーマイオニーだった。
宴のときに話しかけてくれた。
「なぁリエル、よくあの子と話せるな。」
ロンが不思議そうに聞いてくる。
ハーマイオニーとロンはあんまり仲が良くないみたい。
「優しいよ?」
「どこがだよ。プライドがやけに高くて言い方もキツいし。」
「そうかな?」
私には友達というものがよくわからない。
ずっと同い年の子に会ったことがなかったから。
でも寂しくはないけど。
だって、私の周りにはリーマスやセブルスがいてくれたから。
月日が流れ、すっかりホグワーツでの暮らしにも慣れてきた。
ずっと、入ってはならないとされた部屋が気になっていた。
あそこから少し懐かしいような気配を感じるから。