第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
次の日。
午後の授業が終わると、セドリックに呼ばれた。
「やぁリエル。」
「セドリック、どうしたの?」
セドリックは曖昧に笑う。
噴水に腰をかける。
「っ.......」
セドリックは私の手に自分の手を重ねる。
ドキドキって、心臓の音のことだよね?いつも鳴ってるよね?
今ってドキドキしてるのかな?
「ドキドキしてる?」
悪戯っぽく笑ったセドリック。
「........んー、分かんない。」
「ははっ、俺はすっごくドキドキしてる。」
ドキドキってどんな感じなんだろ?
セドリックに見つめられて、思わず目をそらす。
気はずかしい。
「リエル。」
私は、生まれて初めてキスをした。
「ドキドキした?」
んー、やっぱり分からない。
セドリックは私を抱きしめた。
「ごめん、....本当は、少し怖いんだ。」
「....課題が?」
「少しだけ....。」
セドリックのこんな顔、初めて見た。
辛そうに目を瞑っている。
「大丈夫。セドリックなら、大丈夫。」
優しく頭をなでる。
私がこうされると安心するから。
「ははっ、参ったな。....大好きだよ、リエル。」
「ありがとう、セドリック。」