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君がいた夏

第2章  爪痕【赤司征十郎】*裏あり


俺自身が全部入るとナナの中の熱がゴム越しでも伝わり、俺は余りの気持ちよさに蕩けてしまいそうで顔を歪ませた。


「…ぁあ、ナナ、最高だ」

「…ふふ、嬉しいな。あかしくんの固くて大きくて、気持ちいいよ」


俺は彼女の言葉に火がついて腰を動かし始めた。時たまキスをして彼女の柔らかな双丘を揉みしだき、頂きを指で弄り、口に含んで吸い上げる。


「…ぁ、ぁ、あぁ」


そして彼女の卑猥な喘ぎを聞きながら次第に激しく腰を動かして突き上げる。


「…!ぁ、ぁ、ああん!ああ!!」


ナナは喘ぎながらも俺の腕を掴んで上半身を起こし、俺に深いキスをした。そして、俺を押し倒していく。


「…う、うぅん。ナナ!?」


俺が下で上にナナが乗る体位となり、ナナは妖しく微笑み、身を捩らせ腰を自ら動かし始めた。


「…あ、あ、ああぁん!!」


なんて、卑猥なんだろうか。
俺はそのナナの余りの淫らな姿に目を奪われてしまう。そして、俺も彼女の腰の動きと合わせて下から突き上げていく。


「あ、あ、あん!!あ、ああぁぁん!!」


その時ナナは俺の腰をがっしりと掴み、彼女の爪が食い込んできた。最早その痛みさえも快感となって俺を襲う。
限界が近いのか、声が漏れてしまう。


「…ぁああ!ナナ!!あい、してる…」


「…ぁああん!イく…」



ナナの蜜壺に締め付けられた俺は溜まりに溜まった欲を全て吐き出し、俺達は共に果てた。

ナナが俺の胸元に倒れてきたので、俺は彼女を腕で支え抱き締め、舌を絡め合うキスをする。


唇を離すと互いの唾液が名残惜しく糸を引き合う。
俺達は抱き合ったまま、横になり朝日が出るまでそのまま眠りに落ちた。



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