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君がいた夏

第2章  爪痕【赤司征十郎】*裏あり


ついにあのナナを俺の手で屈服させ、征服欲が堪らなく刺激される。俺は彼女の望み通り、ぷっくりと主張した蕾を舌先でチョンと刺激した。


「あ、ああぁん!!」


彼女は待ち構えた快感に悶え、淫らに喘ぐ。まずは優しく舐めて、蕾の皮を剥き、むき出しになったそれを舐めたり吸い付くした。


「…ぁ、ああぁぁあん!!もう、あたし…!」


一際大きくなった彼女の嬌声。俺はその声が聞けて、また欲の塊がギンギンとそり立つ。

……ナナ、もっともっと乱れるがいい。

興奮した俺は舌の動きを少しずつ早めるとナナは上半身を捩らせる。


「あ、ああ!ああぁん!!あかし、くん…」


あの大きかった嬌声がだんだん小さくなっていく。多分イきそうなのだろう。だけど、舐めてイカせるつもりはない。



俺は彼女の秘部から顔を放す。そしてナナと目を合わせると彼女は頬を赤らめ、涙を浮かべ、荒い息を吐いている。


「…はぁはぁ、お願い。もう挿れて…」


そんな物欲しそうな彼女を見て興奮は更に高まる。がしかし、アレを俺は持ち合わせていない事をここで思い出した。
何せ、未来の婚約者以外の女を抱くなんて思いもしなかったから。


「……ナナ、アレを持っていないんだ」

「…ん、ちょっと待ってて」

情けなく言うとナナは鞄からポーチを取り出しゴソゴソとする。そして、男のエチケットを取り出し俺に渡す。



「はい、ちゃんと付けないとダメよ」


礼を言い、一安心し青峰や黄瀬の話を頼りにエチケットを装着していく。
一瞬ナナが生でもいいと言ってくれると期待していたが甘かった。
それに紳士としてあってはならないことだ。


彼女の悲しむ顔なんて見たくないからな。
それに彼女と一つになれるのだから文句はない。


悦びに悶えながら、俺はゆっくりと挿入をしていく。ナナもゆっくりと侵入していく俺を感じながらも喘いでいた。

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