第2章 爪痕【赤司征十郎】*裏あり
ナナの腰を抱き寄せて、ベットへ先に腰をかけさせる。俺も隣に座り、彼女の両頬に手を添えて今度は耳朶を舐める。
「…ぁ、ああ。」
彼女の妖しい艶のある声に刺激されて俺は勢いよく押し倒した。
耳朶を舐めた後は吐息を吹きかけ、もう片方も同じようにやる。
「…あ、あぁん。」
彼女は耳が弱いのだろうか、体が一瞬ビクついた。
それで気分を良くした俺は彼女の双丘をやわやわと揉みしだき、時たま指でその頂きを弄りながら、耳を責め続ける。
「ぁあん!あぁ。」
「…ふふ、ナナさん、可愛い。」
耳元で甘く囁いた後、ナナの顔を見ると頬を赤らめ俺を不思議そうに見つめていた。
「…赤司君、本当に初めて?」
そんなに、よかったのか?こちらとしてはかなり嬉しいが。
俺にはそれが褒め言葉にしか聞こえない。彼女に微笑んで真実を答えた。
「ええ、そんな事で俺は嘘を付きませんよ。」
「…もう、嫌味な奴。」
ナナは口を尖らせ不満そうに言う。
けど、大人な彼女がふと見せたその表情が可愛くて、俺は双丘を揉みしだいたまま、耳から頬へ、そして唇、首筋にキスを落としていく。
首筋にたくさんキスをした後は、揉んでいない方の丘の頂きを舌で飴を舐めるようにコロコロと転がし、時には吸い付き、甘噛みをした。
「…ぁ、ぁ。ぁあん!」
彼女の嬌声が大きくなり、俺も興奮して肉欲の塊が次第に固くなっていくのを感じた。
そしてもう片方の丘も同じようにしゃぶり、甘噛みをして感触と彼女の嬌声を楽しむ。
双丘の愛撫を存分にした後はナナの唇と重ね合わせて舌を絡め合う。
「…はあ、ん。」
「…ん、ん、んふう。」
片手はナナの秘密の部分を目指し、ゆっくりと下ろしていく。