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君がいた夏

第2章  爪痕【赤司征十郎】*裏あり


互いに上唇と下唇を啄み合い、舌を入れ合う。
ナナは逃げることなく俺の舌と絡め、唾液も混じり合い水音を立てると俺は聴覚が刺激されて興奮した。


「…ん、ん、ナナさん」
「…ん、んふう」


そして彼女の艶っぽく漏れる声もそそられた。



息が続くまで舌を絡めあい、唇を離すと互いの唾液が名残惜しく糸を引く。


「…シャワー、一緒に浴びよっか」

「…はい」


俺は彼女に手招きされるがまま、シャワールームに連れて行かれる。

洗面所で俺はまずナナのワンピースのチャックを下ろし、そのままゆっくりとワンピースも床へ下ろしていく。

すぐに彼女の妖艶な下着姿が露わになり、目が釘付けになってしまった。

「…綺麗です、ナナさん」

「ふふ、見過ぎよ」


彼女は少々呆れ気味に微笑むと俺のシャツのボタンに手をかけ、全部外すと床にストンと下ろす。

そして俺のズボンのベルトをカチャカチャと音を鳴らしながら取り、チャックを下げてズボンを下ろしていく。


昔母親か召使いと一緒に浴場に入る時に服を脱がされた時とはわけが違う。


…かなり心臓が煩くて仕方がない。


そして互いに下着姿になるもすぐに脱がせ合い、とうとう生まれた時と同じ姿になった。


露わになったナナの双丘は思っていた以上に大きくて柔らかそうで、早く揉みしだきたくて仕方がない。


だが、雰囲気も大事であるからそこは我慢しナナの腰を抱き寄せて、狭いシャワールームに入っていく。


ナナがシャワーの蛇口を捻り、丁度いい湯加減のお湯が上から流れていく。俺は後ろからナナを抱きしめて顔をこちらへ向けさせる。


「…ぁかし、くん。んん」
「んん、ふう。…ナナさん」


俺達はまたさっきと同じように唇を重ね合わせながら、体の汚れを綺麗に洗い流す。


シャワールームから上がり、タオルで体を拭きあっていよいよベットへと向かった。



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