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私はSですが?何か?①

第9章 甘い誘惑 ~初めての○○~


荒々しくなるキスに奈帆の身体の力は抜けていく。
ゆっくりと奈帆の身体を倒すと唇が離れた。
奈帆に覆いかぶさる一弥が
「このままだと。。。止まらなくなるかも。。。」
そう言ってまた唇を重ねようとする一弥。
奈帆は顔を逸らして
「待って。。。まだ。。。」
言葉が言い終わらないうちに一弥の指が奈帆の顔を動かし今度は優しいキスが落ちる。
段々と深くなるキスに頭が真っ白になる奈帆。
やがて柔らかく暖かいものが奈帆の舌を捉える。
「ん。。。んん。。。」
奈帆が逃げようとするとゆっくりと離れて
「嫌か。。。?」
優しく奈帆の髪を撫でる一弥。
「嫌では。。。無いけど。。。怖くて。。。まだ心の準備が。。。」
少し涙目になる奈帆を見て優しく抱きしめる一弥。
「分かった。。。無理させちゃったな。。。俺、待つから。。。奈帆の心の準備ができるまで。。。」
頭を撫でながら一弥の優しい声が身体に響く。
「ありがとう。。。」
奈帆は一弥に抱きつきながら話すと微妙に手が震えている一弥に気が付いた。
「一弥。。。?」
震える手を握りしめて顔を覗くと
「俺もカッコ悪ー。。。緊張して震えてんの!」
ごまかすようにわざと面白く話す一弥。
「私だけじゃ無かったんだ。。。」
ホッとして奈帆は一弥に抱きつと一弥は、
「今日は。。。このまま寝てもいい?奈帆に触れながら寝たい。。。」
一弥の温もりが伝わる言葉に奈帆は小さく頷いた。
「じゃあさ。。。甲子園が決まったら。。。奈帆の全部を貰っていいか?」
ゆっくりと話される言葉に奈帆は固まり返事ができずにいると、
「約束な。。。」
そう言って優しくキスをする一弥。
暖かい温もりに包み込まれながら、奈帆は深い眠りに入っていった。。。

窓から差し込む光にゆっくりと目を開ける奈帆。
ふと隣を見ると無防備な寝顔の一弥がいた。
(寝顔。。。かわいいな。。。)
そう思いながら見つめているとゆっくりと一弥が目を開く。
「お。。。はよぅ。。。」
寝ぼけているのか目は開いているものの、言葉がいつもと違う一弥に
「おはよう。。。」
そう言ってゆっくり一弥の唇にキスをする奈帆。
びっくりしたのか目を大きく見開く一弥。
しかしまた目をつぶり、
「まだ眠たいな~、もっとして~!じゃないと起きられないなぁ~。。。」
わざと眠い振りをする一弥に奈帆は優しくキスを落とした。


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