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私はSですが?何か?①

第7章 ~サイドストーリー~ 雨の日の自習


説明を続ける秀明が、
「めぐ?聞いてる?」
と不思議そうに話す。
秀明もめぐに目線を向けて始めて気がつく。
(やべっ!ちけ~よ!!)
下を向いたままのめぐは少し赤くなっていた。
「うん。。。聞いてたと。。。思う。。。」
照れながら話すめぐに秀明は。。。
「え~!聞いてたと思うって~!じゃあもう一度説明するから聞いててね!」
そう言ってめぐの肩に手を回すと
「その前に。。。こっち見て。。。」
ゆっくりと秀明を見ると鼻先がくっつきそうな距離に鼓動が高鳴る。
「かわいぃ。。。」
言い終わらない前に顔が近づき唇が軽く触れた。
「さあーて。この問題は。。。」
何も無かったように秀明は説明を始めた。
めぐは更に赤くなりながらプリントを見つめた。

昼が過ぎドキドキした勉強も1度辞めて休憩する。
食堂からお弁当を持ってきた秀明が戻ってくる。
「あ~。。。疲れちゃった~。ダッシュで行ったから~。」
そう言いながらめぐの肩に顎を乗せる。
「ありがとう!先に食べよう!」
めぐは秀明の頭を撫でながら話す。
「つか、限界かも。。。」
秀明がお弁当を置き一緒にベッドに倒れ込む。
ふわっとした感触にめぐは動くことができなくなっていた。
めぐの上にまたがり
「っかさ~、お前良い匂いし過ぎだし。。。いつもより近ぇし、赤くなるし。。。」
話しをしながら身体がめぐに近付く。
「あ~。。。良い眺め。。。さて、ど~しよっかな~?」
秀明がちょっと笑いながら話すと
「誰か来たら。。。」
顔を背けるめぐ。
しかし
「こっち見て。。。」
秀明の優しい声が上から降り注ぐ。2人は目が合うと秀明の顔が近付く。
少し長いキス。すると暖かいモノが入ってきてめぐの舌を探り当てる。
「ん、んん。。。」
めぐが戸惑っていると
「もう。。。止まらないかも。。。」
そう言って首筋に唇を這わす。
「あっ。。。」
秀明の触れている所が痺れて熱を帯びていく。
首から鎖骨へ秀明が動いていったとき
「開けろ-!!秀明!」
雅也の声が外から聞こえる。
びっくりして2人は座る。秀明がドアを開けると雅也が入ってきた。
「午後から室内で練習すっから。。。てか、なんでめぐは正座してんの?」
雅也は首をかしげなが話す。
「い、いや、なんかいつもだから!」
秀明が慌ててごまかすと納得したのか練習の用意をする雅也。
秀明はめぐを見て「また今度」と口が動いた
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