第1章 ~春~入学と出会い
そぅ言っためぐの視線はサッカー部に向けられていた。
何も言わなくても長い付き合いだから分かること。
(きっとめぐはサッカー部に気になってる人がいるんだ。。。)
「もぅ好きな人できたの?」
奈帆は聞いてみた。
「好き?か分からないけど、あーゆー人といたら楽しいんだろぅなぁって☆★☆」
照れながら話すめぐを見ただけで奈帆は分かる。
(多分。。。好きになるなぁ~)
「奈帆はなんかいいなぁ~って人いた?」
とめぐはストレートに聞いてくる。
このストレートさがあるから奈帆と上手く話せるめぐ。
「まだいないな~。。。」
と考えながら答えたが、睨んでいた雅也の顔、無邪気に笑う一弥先輩。
2人の顔がどぅしても消えなかった。
そんな話をしてから1ヶ月。
入学してから学校生活に慣れた頃。
体力作りのためのウォーキング遠足が近付いてきたある日。
ウォーキング遠足限定のグループを決める為
のくじ引き。
奈帆は
(めぐと一緒にならないかな~?)
と考えていた。
番号の所に行くと。。。
そこに居たのは。。。