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私はSですが?何か?①

第4章 ~サイドストーリー~ めぐと秀明の物語


翌朝、いつものように家を出て歩いて行くと、自転車を停めて待っている秀明が見えた。
少し小走りで向かうめぐ。
「どーしたの?朝から待ってるからびっくりしたよ~!」
そぅ言うと秀明は
「マネージャーなんだから、俺を見るのがめぐの仕事~!だから朝も一緒がいいかなーって。。。キモイよね。。。(笑)」
ちょっと苦しく笑う秀明に
「そーだよね!じゃあ明日からは駅で待ち合わせしよっか(笑)」
顔色が明るくなる秀明。
「明日から駅で!約束だよ~!てか、遅刻しちゃうから乗って!」
秀明がサドルに座り走り出す。
めぐはどこを掴んでいいか手のやり場に困っていると秀明がめぐの手を掴み合い腰に回す。
「ちゃんと掴まってて!」
そう言って強くペダルを漕ぐ。
引き締まったウエストに掴まりながらめぐの鼓動は高鳴った。

休み時間秀明は雅也に呼ばれる。
「朝も一緒かよ?つか、お前さー強引すぎね?」
ちょっと心配した雅也が聞く。
「いいんだっての!俺がそーしたいんだし。。。てかさ、あの笑顔に癒やされるし。」
真剣な横顔に雅也が、
「癒やしねぇ~、ただ、お前はめぐといると素直になれてんじゃねーの?」
雅也の言葉が痛い位に分かる。
(雅也には嘘つけねぇ~な。。。)
そう思いながら考えてると雅也がすかさず
「お前さ、めぐのこと好きだろ。。。?」
ストレートな言葉が胸に刺さる。
「そーかもな。。。」
考える間もなく秀明は答えていた。。。
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