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私はSですが?何か?①

第4章 ~サイドストーリー~ めぐと秀明の物語


ある日の帰り道何気に奈帆の異変に気が付くめぐ。
奈帆が専属のお試しをすると話すと、
「実は。。。私も秀明くんから誘われてて。。。お試しやるって言ってみよぅかな。。。」
そう言って奈帆に話すとめぐのモヤモヤは少し消えたようだった。


専属初日。秀明の説明を受ける。
(えっと。。。ロッカーは一緒で。。。ボールはここ。ユニホームはこっち。。。)
甘く考えていためぐは覚える事の多さに戸惑っていた。
「大丈夫!分からなかったら何時でも聞いてよ!つか、俺が頼んだんだし。。。」
そぅ言ってめぐの頭をポンとした。
「あと、これに練習内容とか書くのも。。。でさ、帰りに練習の反省したいから一緒に帰ろ。。。」
ちょっと小さくなる秀明の声。
「分かった。。。」
そぅ言いながら赤くなるめぐを見て
「決まり!じゃあ~、練習行くかぁ~!」
2人はグランドに向かった。

部活が終わり秀明を待つ。
「ゴメン!遅くなった!てか、明日からそのまま帰るようにすっかな~」
Yシャツのボタンがかなり開いていて目のやり場に困るめぐ。
下を向きながら秀明の話を聞く。
するといきなり秀明はめぐの前にしゃがみ込んで
「めぐは~誰とお話してんのかな~?蟻さん?。。。違うでしょ?俺と話してるんだから、俺を見てよ。。。」
そう言って立ち上がる。
めぐの身長より20センチは高い秀明。
「あっ!もしかして、見上げて疲れちゃう?」
無邪気な笑顔でめぐを笑わせる。

場の雰囲気を壊さない秀明にめぐは救われた。
「じゃあ~、罰として、俺が家まで送っていいってのはど~お?」
「それって。。。私の罰じゃなくて、秀明くんが罰受けてるみたぃだし~!」
堅い表情が緩んで笑うめぐ。
「いーの!てかさ~、やっと笑った!」
そう言い合いながら2人は笑いながら帰っていった。。。
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