第4章 ~サイドストーリー~ めぐと秀明の物語
あれから何日たっただろぅ。
変わりない学校生活、席替えが有り秀明はめぐの後ろになった。
(あ~。。。いつ言ったら。。。)
秀明はタイミングを伺うが、めぐはなかなか1人になることが無い。
そんな時、数人で話しているとケータイ番号の交換をしてる!
(てか、俺。。。めぐの番号知らねーし!!)
ちょっぴりふてくされる秀明。
しかし
「秀明くんて何番ー?そーいえば聞いてなかったよねー!」
めぐは怪しまないよぅに普通に聞いた。
(ちょっと無理があったかな。。。?)
少し照れた感じにめぐは秀明にcallする。
「ラインも使えるね☆」
めぐは秀明の番号を登録してその画面をニコニコしながら見続けた。
次の授業中、ラインを開く秀明。
先生に見つからないように文字を打つ。
『放課後、ちょっと話したいんだけど☆』
文字を見ながら
(いや、なんか軽い感じする。。。)
一度全部消す。
『放課後、屋上で待ってるから。』
(いやいや、何か重たくね?)
そうこうしていると授業が終わってしまった。。。
昼休み雅也と話す。
「あのさ。。。お前めぐに言ったか?」
感の鋭い雅也が聞いた。
「それがさー、タイミング無くて。考えれば考える程言いにくくなって。。。」
少し照れた秀明を見て
「てか、好きなんだろ?前みたいにクールなキャラだったらもぅ言ってんじゃね?いきなり彼女作るー!ってキャラ変えてなにモタモタしてんの?誰かに取られても知らねーからな!」
そぅ言って雅也は先に教室へ戻って行った。
(だよなー。。。)
悩みながら文字を打つ。
『今日の放課後、屋上で話したいことある。来れる?』
サラッとした文で
(送信。。。っと。。。)
すぐにめぐから返事が届く。
『大丈夫だよ~!じゃあ放課後ね~!』
迷っていた秀明とは違い明るい返信。
それから放課後まで秀明は何も手に付かなかった。。。