第4章 ~サイドストーリー~ めぐと秀明の物語
うっすらと目を開け
「んん。。。もぉ。。。着いたの。。。?」
寝ぼけた声を出すめぐ。
しかし、直ぐに慌てながら
「ひ、秀明くんゴメンっ!!重たかったよね!!」
あまりの恥ずかしさに わー っとなるめぐ。
「重たかった~(笑) ってゆぅのはウソ☆じゃあ今度はめぐにやってもらおっかな~?!」
クスクスと笑う秀明。
「ゴメンね!本当に気が付かなかった。。。」
そう言って立ち上がろとすると、まだ寝ぼけているのかフラっとなった。
とっさに秀明はめぐを掴む。
2人よろけてしまい座席に座る秀明の上にめぐが抱き寄せられるかたちになる。
2人で慌てながら同時に
「ゴメン。。。」「ごめんなさぃっ!」
ぴったりと合ったタイミングに2人は笑った。
帰り道、めぐは抱き寄せられた感覚にドキドキしていた。
(なんか。。。これって。。。)
家に着いて奈帆に連絡する。
めぐは奈帆に相談しようかと
「あのさぁ~。。。ん~やっぱりいいや。。。」
なんか恥ずかしくなって言えなかった。
奈帆はすぐに
「なんかあったの?」
聞き返すがめぐは何も話さなかった。