
第4章 ~サイドストーリー~ めぐと秀明の物語

すると、奈帆の大きな声が聞こえた。
(あちゃ~。。。やっちゃった。。。)
キョトンとした顔の雅也と秀明。
すると
「奈帆ちゃんって、あんなふぅに言ったりするんだね~?」
秀明が聞いてくる。
答えに迷ったが
「うん。真っ直ぐなんだよね~昔から。。。」
奈帆の変わりたい気持ちを知っているめぐは少し焦った。
ギクシャクしたランチ。。。
また奈帆が雅也と言い争う。
奈帆がさっさと食べて居なくなると雅也と秀明はめぐに奈帆の事の質問攻めに合う。
(奈帆。。。大丈夫かな。。。)
一人湖わ見ながら水面に写る自分を見つめた。
横から隣にならぶ秀明が写る。
びっくりして横を向こうとした時バランスが崩れた。
「おっと!危ない!」
秀明の腕がめぐを支える。
直ぐに離れたけど、めぐの背中には秀明の腕の感触がのこる。
「あ。。。りがと。。。」
なんとなく恥ずかしさがあるめぐに
「そろそろ戻る時間かな?」
秀明は立ち上がりめぐに手を伸ばす。
しかし、恥ずかしさのあまりめぐは手を取らなかった。
奈帆を探していると雅也から連絡が入る。
「先に戻っていいって!行こか?」
秀明がめぐのペースに合わせてあるく。
ふと。。。
(さっきから、沈黙だ。。。何か話さなきゃ。。。)
秀明がゆっくりと話す
「めぐはさぁ、部活とか入るのー?」
何となく聞いてみたかったことを口にすると
「まだ決めてないんだよね。。。迷ってて。。。」
めぐが下を向きながら話す。
「そっか~。サッカー部とかどう?」
秀明はふざけ半分に聞いてみた。
「サッカー部もいいよね~!サッカー好きだし!」
めぐの明るい言葉に
(サッカー好きなんだ。。。あれっ?俺なんで?)
それから2人はサッカーの話をしながらバスに戻る。
(意外だな~、サッカー選手結構知ってた。。。でも、岡崎が嫌いってウケたかも。。。)
ちょっと秀明は嬉しくなっていた。
奈帆と雅也が戻るとめぐは奈帆の異変に気が付き駆け寄る。
怪我をしてるのも分かったけど、もっと何か違う事が合ったように思えた。
少し考えながらバスに揺られる。
疲れのせいか眠ってしまっためぐとは秀明。
バスが止まり秀明が目を開けると、めぐの頭が肩に寄り添っていた。
(もぅちょっと、こぅしていたいけど。。。)
秀明はめぐに
「着いたよー!めぐ起きて~!」
めぐは静かに目を開けた。。。
