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私はSですが?何か?①

第3章 ~夏がはじまる!~彼が急接近☆★☆


騒がれることなく学校に入る。
普段となんら変わりない。
昼休みに入ると廊下に一弥先輩が立っていた。
「ちょっと時間ある?」
一弥先輩が奈帆を連れて行こうとすると
「今は俺のマネージャーですよ。これから話あるんで今度にしてくれます?」
奈帆と一弥先輩の間に入り奈帆を連れて雅也は歩き出した。
「話なんて聞いてないです!」
奈帆が雅也の手を振り払う。
バツが悪そうに顔を背けた雅也。
1冊の本を奈帆に手渡し
「これでルール分かるから。。。」
そぅ言って雅也は教室へ帰っていった。

(なんか最近違う。。。)
不思議に思いながら奈帆は雅也の背中を見ていた。

部活が始まりノートを見ると朝の練習が書かれていない事に気が付く。
(自主トレなのに書かないのかな。。。?)
不思議そぅにノートを見つめると雅也が戻ってくる。
タオルを差し出すと
「サンキュ!分からないことないか?」
妙に優しいので焦り
「無いです。」
思わずそっけない態度。
そんなやりとりが続いたが何とか部活が終わった。
それから帰り支度をして車まで2人は歩く。
ふと前を見るとめぐと秀明が楽しそうに歩いているのが見えた。 
しかし次の瞬間、めぐの手をそっと繋ぐ秀明。
見ていても2人が照れているのが伝わってきた。
「そーゆー事か。。。秀明が最近練習に力入れてるのって。。。」
雅也が納得したように2人を見つめる。
その横顔は切なさが溢れていた。
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