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私はSですが?何か?①

第3章 ~夏がはじまる!~彼が急接近☆★☆


放課後めぐと一緒に部室へ向かう。
「なんか緊張~!何していいかわからないし。。。それに。。。」
めぐは珍しく言葉に詰まる。
「なんかあった?」
奈帆が気になって聞き返すと
「多分。。。気になる人ができたかも。。。」
ちょっぴり赤くなりながらめぐは言う。
「よかったね!まさか。。。秀明くん?」
最近楽しそうな顔が浮かんだので奈帆は思い付いたかのよぅに言う。
めぐは顔が更に赤くなり
「まだ黙ってて。。。」
小さな声で言いながらうつむきながら歩いていた。。。

(うまくいくといいなぁ。。。)
奈帆はそぅ願いながらも朝の一弥先輩の表情が浮かんだ。

部室に着くなり、アレコレと説明される。
またサッカー部のマネージャーからも白い目で見られるが奈帆は慣れていた。
(またこっちもか。。。)
ふとめぐの姿を探すと今にも泣きそうな顔をしていた。
一見鈍感のよぅに見えるが、かなり打たれ弱い。
助けに行こうとした時、めぐの横には秀明がいた。
(がんばれ!めぐ!)
部活中だが上の空。。。
すると後ろから
「おいっ!聞いてんの?」
雅也の怒る声。
「ゴメン、聞いてませんでした。」
案外素直に言えた自分に驚いた奈帆だが
雅也はもっと驚いていた。
「ゴメン、強く言い過ぎたな。。。」
何だか今までとちょっと違う表情。
気持ちを引き締めて雅也の言葉に集中する。
覚えるコトが多すぎて頭がぐちゃぐちゃになった頃、部活が終わり帰りを待つ奈帆とめぐ。
めぐは魂を抜かれたかのように脱力していた。「私。。。無理かも。。。」
微かな声で言いながら奈帆にしがみつく。
「大丈夫、秀明くんが何とかしてくれるよ。それを支えなきゃ。」
奈帆はめぐの背中をトントンしながら宥めていた時、部室から2人が出て来た。
「めぐ~?ど~したの~?」
秀明が心配そぅに寄り添う。
なにも言えないめぐに変わり
「なんか疲れたみたぃ。。。」
奈帆は言った。
「秀明、めぐを送って行けよ。」
雅也が脱力しためぐを見ながら心配そぅに言う。
すると
「もちろ~ん☆1週間お試しするって言ってくれたから、毎日送って行こ~って思ってたんだょね~♪」
何故か楽しそぅに話す秀明に周りにいた人は皆固まった。。。
しかしめぐを見る秀明の目はかなり優しいものだった。。。
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