• テキストサイズ

私はSですが?何か?①

第3章 ~夏がはじまる!~彼が急接近☆★☆


暗くなった帰り道。
一弥先輩と並んで歩き出す。
今日書いたノートを渡すとそれを見ながら、
「やっぱり女子だな~!綺麗にまとめてある!こんな感じでいいから、分からない事あったら聞けよ!」
笑顔でいわれると何故か緊張してしまう。
一弥先輩はずっと野球の事を話してくれていた。

次の日、雅也と合わせた顔。
しかし何も無かったよぅに無視される。
(何なの!)
ちょっとイライラした昼休み。
廊下からキャーキャー聞こえて見てみると
「あー、いたいた!昼行くぞ!」
と一弥先輩が奈帆を掴んで行く。
誰も居ない屋上で
「昨日のノート、書き足したから見て!」
お弁当を食べながら2人はノートを見ながら話し合う。
寄り添ってるよぅな至近距離。
ふと一弥先輩を見ると口の横にご飯粒が付いてる。
「ふふっ。」
奈帆がクスクス笑うと
「何だよー!聞いてんのかー?」
ちょっと怒り気味に言われたので
「一弥先輩、ご飯付いてます!」
そぅ言うとハッとして探すが取れない。
「ここです!」と取ってあげると
奈帆の手を掴みパクっと食べた。
「俺のスタミナだから1粒もムダにできねー!」
って言いながら少し顔が赤い一弥先輩。
それを見て笑っていると、
「初めて笑った!その方がいいぞ~!」
一弥先輩は自分の照れを隠すように言った。

なんだかその後はぎこちないまま昼休みが終わった。。。

教室へ戻る途中、壁際に腕組みをしながらもたれる雅也が目に入った。
横を通り過ぎようとした時、雅也に掴まれ背中を壁に押し当てられる。
「おまえ、わかってるよな?来週は俺の専属。逃げんなよ。」
そぅ言うと手を放し歩いて行った。。。
奈帆はしばらく雅也に掴まれたジンジンと場所を押さえながら立ち竦むのだった。。。
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp