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私はSですが?何か?①

第3章 ~夏がはじまる!~彼が急接近☆★☆


日曜日の朝。
いつもの休みならまだ寝てる時間なのに、今日は自然に目が開いた。

(今日、試合って言ってたっけ。。。)
ベッドのなかでふと一弥先輩の言葉を思い出す。
《ぜってー来いよ!》

奈帆は迷っていた。

そんな事を考えていると、
(もぅ寝れそうにないや。。。)
起き上がり目に入ったのは制服。
いつもの朝のよぅに制服に着替え学校へ向かった。 

(なんで来ちゃったんだろぅ。。。)
考えても自分の行動に理解も出来ず、ふと顔を上げるともぅ野球場まで来ていた。

(まだ始まってないんだ。。。)
練習する姿を1人1人見る。
すると一弥先輩が気が付いてこちらへ駆けてくる。
「来てくれたんだ!ありがとうなー!あと少しで試合始まるんだ。。。ぜってー勝つから見てろよ!」
そぅ言うと部員に呼ばれ一弥先輩が帰って行った。


試合が始まり奈帆は驚いた。
(一弥先輩って。。。あんな顔するんだ。。。)
見たことの無い真剣な表情。。。
その表情に釘付けになっていた。
試合は8回裏1ー1。。。
2アウト2塁!!
ふとバッターボックスに入った選手を見て、(一弥先輩。。。打って。。。)
無意識に奈帆は思った。
ドキっドキっと高鳴る鼓動。
祈るよぅに見ていた時一弥先輩と目が合った。
(あ。。。)
ピッチャーが投げる。。。

゛カキーン!!゙

綺麗な放物線を描いた球は外野席に吸い込まれて行った。

試合は9回に1点を返されるも勝利に終わった。。。

奈帆が帰ろうとした時、一弥先輩が
「ちょっと待ってろ!」
そぅ言って監督の元へ走って行った。

誰も居なくなった球場、
(帰ったほぅがいいかな?探してみるかな?)
そぅ思い部室のドアまでやってきた。

「おい、一弥。専属マネージャー決まったか?去年から早く付けろっていってるだろ!」
監督の厳しい声が聞こえてドアにかけていた手を離した。
少しすると一弥先輩が
「悪りぃ!悪りぃ!」
何も無かったよぅに出てきた。
帰り道並んで歩く。。。
「やっぱ、スズランの効果かなー?」
いきなり一弥先輩が口を開く。
そしていきなり立ち止まり奈帆の前に来て真っ直ぐ見下ろされる。
「俺の専属マネージャーやってくれよ?」
あまりに突然の言葉に奈帆は息を飲んだ。。。
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