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私はSですが?何か?①

第10章 ~サイドストーリー~ 誘惑と嫉妬


ある日秀明とめぐが部活から帰ろうとしていると、秀明の中学の同級生が話し掛けてきた。
「次の土曜日、同窓会でカラオケ行くんだけど。。。秀明も参加でいいか~?」
当たり前のように聞いてきた事にめぐはちょっとびっくりした。
「どーすっかな~、つか俺はめぐと居たいし。。。今回はやめとこうかな。。。」
秀明が迷いながら話す。
「行ってきたら?」
めぐが秀明に笑いかける。
「ん~。。。でも。。。」
秀明が更に渋ると同級生が
「じゃあさ、一緒に来ればいいじゃん!多分彼女連れてくるのもいると思うし!」
軽いのりの同級生。
すると秀明が満面に笑みになり、
「じゃ~、行く!めぐも参加で!!」
めぐの方をみながら話す秀明。
「じゃあ、土曜日17時にいつものカラオケで~!」
同級生はメモをとりながら時間と場所を伝えて去って行った。
なんとなく腑に落ちないめぐは
「私。。。行っても。。。」
不安そうな顔をすると秀明は
「俺と行くの嫌?大丈夫!俺はめぐから離れないから!」
めぐの顔を除き込みながら話す。
「わ、わかった。。。」
渋々返事をすると軽いキスをする秀明。
「じゃあさ、土曜日は俺の家に泊まれば?」
少し赤くなりながら話す秀明にめぐは
「でも。。。考えておく。。。明日返事するね。。。」
するとまた秀明の顔が笑顔になり
「わかった!じゃあ帰ろうっか!明日返事が楽しみ~♪」
2人はいつも通り手をつなぎながら帰って行った。

次の日の朝、早々と迎えに来た秀明。
何度もめぐの母親とは話していたので
「秀明くんおはよう。土曜日秀明くんのお家に泊まるって聞いたけど、迷惑じゃないかしら?」
めぐの母親が心配そうに秀明に話すと
「いえ、僕が誘ったんです。同窓会が近くであるんで。大丈夫ですか?」
丁寧な言葉で話す秀明の声に導かれるようにめぐも玄関に来る。
「秀明くんがいいなら、泊まらせていただきなさい。ちゃんとしてよ!めぐ!」
めぐを見ながらキツく話すと
「ありがとうございます!次の日は僕が送ってきますので!」
満面に笑みの秀明。
2人はワクワクドキドキしながら学校へ向かった。
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