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【黒子のバスケ】褪せないオレンジ

第6章 レッツゴー、アクアリウム!




桃井
「あれ、外に出ちゃったね」


興奮もほどほどに、ジンベエザメのブースを抜けて歩いて行くと、建物の外に出てしまった。

暗い室内にいたから、日差しが眩しい。



『そうだな…。
あ、あっちなんかいるぞ?』


桃井
「え?……あ!ペンギンだ!」


紫原
「オットセイもいるね〜」



ああ、海の動物のコーナーなのか。

ペンギンとかは中に閉じ込めるより、外で育てた方がいいもんな。

とりあえず、一番近かったオットセイを見に行った私達。


青峰
「オゥオゥオゥ!オゥオゥ!!」


桃井
「ちょ、大ちゃんやめてよ!バカみたいじゃん!」



(絶対やると予想はしてたが)いきなりオットセイのモノマネをしだした青峰にキレるさつき。

さっきから見てたけど、この2人、なんか姉弟みたいだな。

さすがは幼なじみ。



緑間
「いや青峰は『みたい』ではなくバカだろう…」



『シッ!緑間、そこは突っ込んでやるな!
青峰はただ頭が弱いだけで、根は悪いヤツじゃないんだ!…たぶん!』


青峰
「おい橙野!それフォロー出来てねぇぞ!」


桃井
「普通にバカにされてるんだよ!」



私の皮肉も青峰には通じなかったようだ。

ちょっと高度過ぎたか…(笑)



青峰
「でも似てね!?オゥオゥ!!」


桃井
「もー!いい加減にして!
みんな、次行こ!」



そう言うとさつきは、私の腕を取ってペンギンのコーナーに進んでいった。

私の腕に手を絡めるその仕草に、同じ女子でも不覚にもドキッとした。

さつき、恐るべし。



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