• テキストサイズ

【黒子のバスケ】褪せないオレンジ

第6章 レッツゴー、アクアリウム!




南国エリアを抜けた先にあったのは、深海に住む生き物のエリアだった。


こちらはさっきとは打って変わって幻想的。


広々とした空間の壁は、ほとんどが水槽になっていて、まるで本当に海の中にいるみたいだ。



『すごい、見たことない魚がたくさんいるな』


桃井
「ね!これぞ水族館って感じ!」


さつきの言う通り、水族館といって思い浮かぶ情景にぴったりの場所だった。


青峰
「このカニでけー!」


緑間
「ああ、それはタカアシガニなのだよ」


青峰
「タカ…?」


赤司
「タカアシガニ。
現生する世界最大の節足動物だね」


青峰
「へー、すげえんだな!タカアカシガニ!」



『ブハッ!!』



青峰が素で勘違いしているのを聞いて、思わず吹き出してしまった。


『タカアカシ』か。漢字にすると『高赤司』になるのか?


うまく想像出来ないけど、なんだか笑えるな(笑)



言い間違えられた当の征は、ちょっと恥ずかしい…といった感じの表情で止まっている。




紫原
「峰ちん、タカ『アカシ』じゃなくて、タカ『アシ』だよ~」


青峰
「マジか!!
わり、赤司!間違えちまった」



紫原に指摘され、焦って謝る青峰。

さて、征の反応は?



赤司
「いや、全然構わないよ」



『なんだ、緑間みたいに素敵なリアクション期待してたのに』


赤司
「楓…」


至って普通に返事をする征にがっかりして言うと、なぜか残念な子を見るような目をされた。

解せぬ。



/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp