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【黒子のバスケ】褪せないオレンジ

第6章 レッツゴー、アクアリウム!




そして、待ちに待った約束の日曜日。


私と征は、集合時間の10分前に、集合場所である駅についた。


すでにいたのは、緑間1人。


赤司
「おはよう緑間」



『おはよう』


緑間
「…む、おはようなのだよ」



私達に気づくと、緑間はメガネをカチャカチャし始めた。


たぶんまた何かに照れているんだろうけど、今日はもう突っ込まないぞ。


…にしても、同世代の男の子の私服なんて滅多に見ないから(征は除く)新鮮だな。


しかも、緑間は美形だ(征もそうだけど)


着てる服のセンスもいいし、今日は何故かいつもより普通にかっこよく見える。



『緑間、今日なんかかっこいいな』


緑間
「なっ」



私がそう言うと、緑間は耳だけと言わず、顔まで真っ赤にした。


きょとん、と理由を求めて征を見ると、なんだかちょっと拗ねている。



『征?』


赤司
「楓、俺は?」



『…?』



首をかしげて考えると、思い当たった。


たぶん、緑間を褒めたことだろう。



『だって、征はいつもかっこいいから、特に言う理由ないだろ?』


赤司
「え…」


なんだか複雑な顔をする征。


嬉しいような寂しいような、変な顔をしている。


赤司
「…この鈍感」



『へ?なんて…「ミドちん、赤ちん、楓ちん〜」』



追求しようとしたが、ちょうどタイミング良く紫原が来たので私の意識はそちらに向いた。



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