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【黒子のバスケ】褪せないオレンジ

第6章 レッツゴー、アクアリウム!




紫原
「ん〜?」


『紫原は行くか?』


紫原
「お菓子いっぱいあるよね〜?
じゃあ行く〜」



まいう棒をサクサクと食べながら、お菓子の話をする紫原。


さすが、『お菓子の妖精』の称号は伊達じゃないな。



赤司
「そうか。
じゃあ、来週の日曜はあけておいてくれ」


桃井
「うん!!」

緑間
「わかったのだよ」

紫原
「はーい」


『じゃあみんな、また明日な』







みんなと別れた後、私と征は例のごとく、一緒に帰った。


いつもと違うのは、征が少し嬉しそうにしていること。

普通にしているようでも、私の目は誤魔化せない。


ちょっと浮かれてるのはバレバレだ。




『楽しみだな、水族館』


赤司
「…ああ」



思っていたよりもすんなり認めたので、私はフフッと笑ってしまった。


赤司
「…なんだい?」


皇帝なんて言われてしまうような奴だけど、やっぱり普通の男の子なんだ。

ただ、そう思っただけ。


『なーんでもない!』


友達と出掛けるのが楽しみで浮かれるような、普通の男の子。

大人びててしっかり者の征もいいけど、やっぱり男の子はこうじゃなくちゃ!


赤司
「…?
変な楓」


『いいんだよ!
ほら、はやく帰ろう!』



柄にもなく、私も浮かれている。

笑顔が止まらない。




楽しみだな、水族館!!





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