第22章 絶×獲物⁉︎×ヘトヘト
あの後、イルミの詳しい説明により、練の修行はスムーズに進んだ。
「っ……!!」
「うん、練はどうやら絶と違い得意みたいだね❤️」
「後は、素早さかな。絶がままならない今、練でのスピード戦になるだろう。練をするのが遅いと確実に負けるね。」
「今日はここまで❤️」
あれから日が暮れてもスピード重視の練を行った私はヘトヘトだった。
「もう、むりいいい……」
地面にヘタっと倒れ込んだ私の頭にポンポンっと手が触れた。
「よく頑張ったね。」
「イ、イルミさん!!!」
「ハンター世界での名前、明日は俺も一緒に付くから。俺はヒソカとは違ってスパルタだからね。早く寝たほうが身の為だよ。」
イルミが付くのは嬉しいけど、スパルタという言葉に絶句した私は急いで眠りについた。
自分は誰かに狙われる、獲物と言うことを忘れて。