第22章 絶×獲物⁉︎×ヘトヘト
「で、で、できたああああ!!!」
「なかなかの壁だったね♦︎」
絶はどうやら私は苦手らしく、あれから苦戦した。
"私はこの世界の一部"そう脳内で唱え続けたことにより、なんとか私は出来た。
「苦手かもしれないけど、筋はいいよ♦︎これからを楽しみにしたらいい♠︎」
意外と優しいヒソカ師匠は、褒めて伸ばすタイプらしい。
絶の修行中、何度も何度も今のは惜しいとかもう少しとか声を掛けてくれていた。
「ハンター世界での名前は気づいてないかもしれないけれど、さっきよりもオーラが回復している♦︎」
…確かに体が軽くなった気がする。
そうか、絶には体を癒す力もあるんだった。
……興味深い!苦手だけど興味深い!
「これなら今日中に練も出来るかもね。」
西日に照らされて現れたのはイルミだった。
「ど、どこに行ってたんですか!?」
「んー、ちょっとね。」
といいながらプレートをひらひらとこちらに向けている。
……獲物を捕まえたんだ。
私が複雑な顔をしていると、見兼ねたイルミがこう言った。
「ほら、ハンター世界での名前も取りに行かなきゃなんだから。修行修行。」
「はい!」
「じゃあ、次は練だね♦︎練は纏で留めたオーラを簡単に言うと増やすんだ♠︎素早く、オーラを……」
力を込めたヒソカからは大きな威圧感が産まれた。
凝を行えない私にはオーラを見ることができないが、凄い量のオーラが出ているんだろう。
「こうやって、オーラを増やしていくんだ♦︎」
ヒソカ師匠…アバウト過ぎます。