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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第14章 花火


下着を替えて部屋に戻ると、もう既に日が昇っていた。

昨日はひたすらみわっちにベタベタして、気付いたら眠ってしまっていたようで。

みわっちには目一杯甘えさせて貰った。
オレは彼女に何もしてやれないんだけど……

まずは、冬。
夏の借りを返す。絶対に。


暫くは走り込みもできないし、上半身の筋トレとストレッチがメインになりそうだ。後はイメトレ。

みわっちを見ると、かかっていた布団がめくれてしまっている。

無防備な寝顔と、色白の裸体。
夢で見た映像と相まって、朝から刺激的すぎるんスけど……。

慌てて布団をかけ直し、唇にキスをした。

さーて、まずは朝ごはん朝ごはん……ベッドを抜け、Tシャツを着る。
下は……暑いからまあいっか。一応履いてるし。

冷蔵庫からテキトーに野菜と卵、ベーコン。
スープは……あ、コーンスープしかない。

老舗メーカーからこないだ新発売された「簡単☆お湯だけでオニオングラタンスープ」買っておけば良かった。
お手軽で、まあなかなか美味かったのに。

一から作ろうか。いや、うーん……今日のとこはとりあえず速度優先っスかね。

ちょちょっと盛り付けしたサラダと目玉焼き、ベーコン焼いて。
食パンをトースターにセットしたらみわっちを起こしに行くか。

「みわっち、朝ごはん……」

「ん〜……」

ベッドの上で既に座っているみわっち。
起きたばかりなのか、目をこすっている。

その姿はパンティ1枚と、実に青少年のアレコレを刺激する姿なワケで。

更に、彼女の身体中、オレの跡がついてるワケで。

「……あ、おはよう……きせくん」

「オハヨ」

思わずチュッと目覚めのキスを。
寝てる時も勝手にしたけど。

抱けるなら朝から1発いきたいとこっスけど、我慢我慢。

カミサマのばか。

「ご飯もうできるっスよ。簡単なものだけど。食べれる?」

「うん、ありがとうー……」

のそのそとベッドから降りるみわっち。

「待ってみわっち服着て!」

「ん〜……」

いい眺めなんだけど、良すぎて困る。
Tシャツを被せてスウェットを履かせた。

今まで全然気付かなかったっスけど、ちゃんと寝ると寝起き良くないんスね。
意外な一面、発見っスわ。

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