第14章 花火
「黄瀬くん……」
潤んだ瞳のみわっちが、切なげな表情でオレを欲している。
オレ自身も、もう限界だ。
「みわっち、挿れるっスよ……」
彼女の狭いナカに、少しずつオレが埋め込まれていく。
「あああああんっ!!」
「みわっち、入ってるの、分かる……?」
「わかる……よ……おっきいもん……!」
「じゃあ、動くっスからね……っ!」
オレは、ナカを抉るように激しく腰を打ち付けた。
「ああっ! ああっ! 黄瀬くん!」
腰を動かすごとに、響き渡る卑猥な水音。
「みわっち、奥までオレの咥え込んでエロい子っスね……ハアッ……もう、ナカ大洪水じゃないっスか……」
「ああん! 気持ちいい! 黄瀬くん! もっと! もっとして!」
二の腕に食い込む爪が、襲い来る快感を助長する。
「ここがイイんスね? ほら、見える……? 繋がってる所。今ここ、どうなってるか言ってみて?」
「あんっ……黄瀬くんのおちんちんで……いっぱいっ……奥まで硬いので……ズブズブ突かれてるの〜!」
「まあまあ、合格っスわ」
満足したオレは、更に律動を速めた。
「やあっ! あっ、そこ……そこ! あっ、あっ、イッちゃうー!」
「お、オレも、イク……ッ」
腰から力が抜けて、放出されていく感覚。
大きく痙攣すると……
オレはみわっちのナカに欲望を吐き出した。
「…………………………あ」
……夢精……した……。
カミサマ、まさかの夢オチっスか?
そうじゃない。そうじゃないんスよ!
これ全然ご褒美じゃないっス!
確かに、夢みわっちの反応がこないだ観たAVのと似てたっスけど……そりゃ、まだ知らないんだから夢に見ようがないか。
昨日散々コーフンしたのにそのまま寝たし、うつ伏せだったのが良くなかったんスかね……。
はあああああぁぁあ……
朝からパンツ洗うのホント凹むっス……
カミサマのいじわる……。