• テキストサイズ

【黒バス:R18】解れゆくこころ

第13章 肌


「みわっち、だめ。手、離して」

「あ……気持ち悪い?」

「逆っスよ……気持ち良すぎて、オレ何するか分かんない」

「……だって、私ばっかり、いつも気持ち良くして貰ってずるい……」

……ずるいって。子どもっスか!
学校一の秀才とは思えないっスね、まったく!
好きなんスけどね!まったく!

「みわっちが気持ちイイ時は、オレももれなく気持ちイイから大丈夫なんス」

偉そうに言ってるけど、みわっちの指の動きに合わせて、腰が浮いてしまう。

「ちょっと、みわっち、だからだめだって……ッ」

だめだ。このままじゃだめだ。
止まんなくなる。襲っちゃう。

「黄瀬くんにも気持ち良くなって欲しいだけなんだけど……」

みわっちのこういう純粋なトコ、不純な男子の生態、マジで分かってない。

「だめだって! オトコは、気持ちイイねって純粋にはしゃげないの! だめなの!」

なんか子どもを叱るお母さんみたいだ。

「……どゆこと……?」

ぷうっとむくれるみわっち。
ああ、可愛い。

「だから、そーゆーのされると我慢できなくなるって言ってんの!
泣こうが喚こうが、メチャクチャに抱きたくなるって言ってんの!!!
困るでしょ!?」

「……そ、そういうこと?」

「やっと分かってくれたんスか……はぁ……だから、あんま煽んないで?
抱き合ってるだけなら、大丈夫っスから……」

大丈夫じゃねーけど。
全然大丈夫じゃねーけど。

「ネ?」

とりあえず抱き締めてごまかす。
ああもう、柔らかくて気持ちいいみわっち。

今日の一連のオレ、完全コント状態。

「オレ困らせて楽しい?」

「え……っ、そ、そんなつもりじゃ……ごめんなさい……」

あーキスしたい。
散々おあずけ食らってもー限界っス。

「じゃーみわっち、お仕置き」

「んっ」

抱き締めたままキス。上半身裸だから、みわっちの心臓の鼓動、感じる。
ドクンドクンしてる。めちゃめちゃ。

「ん……ふっ……」

「……キスも……随分慣れてきたっスね……」

「……はっ……ぁ……」

みわっちとのキス、クセになる……目、もう蕩けちゃってるし……

うう、オレ、こんなに我慢してるんだから、カミサマ、オレにご褒美欲しいっス……

/ 2455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp