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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第13章 肌


きょ、今日のみわっちは積極的すぎるっスわ……!

「私もつけていい……?」

そんな上目遣い、ずるくないっスか……

「う、見えないとこなら、いいっスよ」

「黄瀬くんは思いっきり首筋につけたのに……」

「あ、つい目立つところを選んでつけちゃったっスわ」

だって、オレのものって印だ。
見えなきゃ意味ないだろ。

「モデルさんだもんね。……ここ、いい?」

みわっちがオレの心臓のところにキスをする。
心臓って…意味深っスね。

「……これって、どうやってつけるの……?」

「んっと、吸う感じで」

頑張って吸い付くみわっち。

「なんかうまく言えないんスけど、強く吸って内出血すればいいんスよ」

キンチョーして、すっげえ適当な説明をするオレ。

「難しいんだね、これ……慣れてないとなかなか……」

「オレ、別に慣れてるわけじゃないっスからね!?」

「ん〜っ……んん? つかないなぁ……」

みわっちは一所懸命だから気付かないかもしんないっスけど、今この状態がもう、オレ、限界っス…

「ん〜……ちゅ〜……ッハ! ついた!」

嬉しそうな笑顔。
少しだけ赤くついたキスマーク。

「でも、なんかちょっと小さい? よね? も少し……」

ああ、もう。
ああ、もう!!

「みわっち!」

「は、はい!」

目をじっと合わせる。
ころんと転がりそうな瞳だ。
……悪気、ないんだよなあああぁ……

「……ごめんなさい、調子乗って。嬉しくて……つい……」

「もう、こうしてやるっス〜!」

ギュッと抱き締めて、動けないようにする。

「きゃ……あは、苦しいよ黄瀬くんっ」

みわっちが足をジタバタさせる。
……太ももが、オレの下半身を擦った。

「……ッ」

「……黄瀬くん?」

今オレ変な声出た変な声出た不意打ちずるくないっスか!

「ご、ごめん、なんでもないっス!」

「黄瀬くんも、私が触れて気持ちよくなってくれるんだね……」

細くて長い指が、オレの下半身に触れた。

「ちょ……みわっち!?」

「黄瀬くん、いつも余裕だから……」

布越しに擦られる。
興奮しすぎていたからか、みわっちの手だからかは分からないが、めちゃめちゃ気持ちいい。

「……みわっち……ッ……」


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