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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第13章 肌


黄瀬くん、肩幅広いし、首も太いし、胸板もしっかりしてるし……

普段、制服着てるとあまりわからないけど、すっごく男の人のカラダをしている。いや、当たり前なんだけれど。

なんだか、すごくキレイな顔してるからちょっとギャップが……。

「みわっち、そんなじっくり見られると照れるんスけど」

「だって肌がツヤツヤなんだもん……」

あ、乳首。
さっき触れられた時、気持ち良くてびっくりした。あんな恥ずかしい声が自分から出るなんて……。

男の人も、気持ちいいものなのかなあ。
なんとなく、指で撫でてしまう。

「ちょ、みわっち、くすぐったいんスけど」

くすぐったいんだ。
私はあんなに気持ち良かったのに……不思議だな……。

「なーに? どうしたんスか〜?」

「なんか……黄瀬くんとこんな事してるの……ちょっと信じられなくて……」

私の他に、どれだけの子がこうしたいと願っているだろう。

私みたいなワケありの女じゃなくて、黄瀬くんが我慢しなくて済む、美人でなんでも出来る素敵な女性が。

こんな、私みたいな女じゃなくて………

……。

「黄瀬くん……どうして私と付き合ってるの?」

「え? 好きだからっスよ」

「……なんで私なんかを、好きになってくれたの……?」

「……正直、きっかけは分かんないっスわ。
可愛かったりすげーカッコ良かったり、気づいたら惹かれてて……もう今は夢中」

照れ隠しのようにおでこに落とされた、柔らかいキス。

「みわっちは……なんでオレと付き合ってるんスか?」

「え、そ、それは、す、好きだからだよ……」

「ほら、一緒じゃないっスか。どこ? オレのどこ好きになってくれたの?」

どこ……って……。

「活躍してる姿と、時折見せる寂しそうな顔と、楽しそうにしてる笑顔と……なんか、気づいたら色々気になってた」

「そっか……見ててくれたんスね。オレの事。
……みわっち……アトつけていい? オレのものって印……」

黄瀬くんが首筋にキスをする。
強く摘まれたような感覚があった。

「いたっ、……あ……?」

「キスマーク、色白だから目立つっスね」

いたずらが成功した子どものような、そんなまなざし。

「何それ……ずるい」

「え? みわっち、今何て?」

「私も、つけたい!」

「え、ええ?」

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