第63章 変化と進歩と計略と
「トーゼンでしょ、やればいいんスよ。
それが目標にはならないの?
それこそ、海常の全国制覇だって、立派な目標じゃないスか」
そんな、世界一になるとか、そういうのばかりが夢ではないと思う。
小さくたって、守りたいものがあれば、それはその人の生きる希望であり、夢だ。
……エラそーに言える立場じゃないっスけどね……
「……分からないの。どうしたらいいのかが」
「やりたい事があるなら今はそれに向かって頑張ればいいんスよ。
その後の事なんて、その後考えればいい」
オレが大好きな、誰よりも優しくてキラキラしているみわで居て欲しい。
そんな、無駄に規模だけ大きい夢なんていらないっスよ……。
「……そうだよね。へへ、何、焦ってるんだろう。
ありがとう、涼太。
ちょっと……ゆっくり考えてみる」
そう言ったみわの顔には、笑顔が戻っていた。
あとは、その少し残った不安を消してやりたい。
「……みわ」
唇を寄せると、さっきあれだけ拒否していたのに、今度はすんなりと受け入れてくれた。
少し涙が残ってしょっぱい唇。
でもふんわりと柔らかくて、噛みつきたくなってしまう……。
「りょうた……」
「うん?」
「も、激しいのはもたないから……
優しく、して……?」
顔を赤くしながら、さっきまで泣いていた顔をそういう風に使うのはズルいっス、みわ。
大事な大事な、女のコ。
オレたちはきっとこの先も、迷う事だらけだろう。
でも、大切なひとが傍に居てくれるなら。
ひとりじゃないなら。
きっと、大丈夫。
どんな事だって、乗り越えられるっスよ。
ねえみわ?
「あ……ッ、あ」
「みわ、声……いっぱい聞かせて」
「や、ソコ……きたないからぁ……」
散々オレが弄って赤く膨れ上がった陰核。
オレの形になっている蜜壺からは、どんどんと蜜が溢れてくる。
ゆっくり、執拗に舐めしゃぶった。
もう何度もイッた身体は、次の絶頂への通り道を開いてくれているかのように、敏感になっている。
「あぅ……あ、うあ、あん」
掠れた声が上がるたびに腰が揺れ、ガクガクと膝ごと揺らしている。
「あ、やぁ、いく……っ」
この瞬間を見るのが最高に好きだ。