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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第63章 変化と進歩と計略と


「みわ、まだ全然足んない、もっと」

「やっ、ぁあ……うそッ、もう……!」

涼太が、私の足を彼の肩に乗せた。
ますます挿入が深くなり、快感が脳を冒す。

彼の動きに合わせてぶちゅ、ぶちゅっと愛液が溢れ出す音が聞こえたと思ったら、途端に何も聞こえなくなる。

「ひぁ、あ……ーーーーッ」

絶頂の中でも頂点を通る時には息が止まり、声すら出ない。

涼太の熱情に、涼太が与えてくる狂おしいまでの快楽に、身体は悦び、震え続けている。


「みわ……」

「あ……、あ」

激しく貫かれている最中に、驚くほど優しいキスが降ってくる。

彼に征服される快感が、独占される悦楽が堪らない。

愛しい、愛おしいひと。



「涼太、……りょた、すき」

「……愛してるよ、みわ。
だからもっとくれ、全部くれよ……ッ」

「んぁ、ああ……っ!」


獣のような涼太に乱され、貫かれる。
絡んだ指が、余裕なく強く握られる。


好き。
好きだよ。
大好きだよ。

離れたくない。
ずっと、傍にいさせて。
お願い。


気付けば、私は涼太のお尻を掴み、自らも腰を振って涼太を受け入れていた。

「りょうた……! もっと、もっ……と……」


気を失いそうになった所を、激しく突かれまた意識が覚醒する。

また繋がりながら意識が遠くなる、その繰り返し。


「みわ……みわッ……」

美しい唇から、私の名前が溢れる。
それだけでも、強い愛を感じる。

彼らしくもない、余裕のないセックス。
体位は変えずに、動物のように交わり続けた。

絡み合う足ですら、快感を誘う。

「あっ……んん、ンッ、わたし、あっ……!」

「オレも、もう……」

「りょ、あ、い、いく……ッ」

「……ッ!」

びくんびくんと私の中で射精する涼太を感じながら、意識は水底まで沈んでいった。



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