第13章 肌

ゆっくりシャツに手を入れる。
腰のラインをなぞって上がっていくと、柔らかい感触。

想像していたよりもずっと柔らかい。

「あの、私、胸……ないから……」

控えめなサイズの乳房を優しく手で包む。
張りがあって、形が良いのが分かる。

「カワイイっスよ」

「っ……」

あっという間に下半身に血液が集中してきた。

ピンクの先端周りはこんなに柔らかいのに、先端は緊張して硬くなっている。

細い身体を抱きかかえ、ベッドに横たわらせた。

「怖くない？」

「……だいじょうぶ……」

シャツを脱がせると、双丘が露わになる。
薄暗い部屋でも、それは艶めかしく美しい。

「あ、あんまり見ないで……」

その恥ずかしそうな表情に、堪らず先端を口に含んだ。

「あッ！」

口の中で、どんどん硬くなる。
わざとチュッチュと音を出して吸い付きながら舌で転がすのも交互にすると、気持ち良さそうな声が漏れてきた。

「やっ、あっん……」

もう片方は親指の腹で先端を刺激する。
その他の指で乳房を優しく揉みしだきながら。

彼女の息がどんどん濡れて荒くなる。
切ない声が、とめどなく聞こえてくる。

「気持ちイイ？」

「ん……ああっ……」

その喘ぎ声が一番の返事。
全てが可愛すぎて、理性は吹っ飛びそうだ。

乳首から口を離し、乳房を揉みながら後ろを向かせ、背中を舌で愛撫した。
仰け反らせて反応するみわっち。

「やっあっ……」

後ろから抱きしめた状態で、耳元で囁く。

「ココ、触っていい……？」

ズボンに手を入れ、太ももの内側をさする。
秘部の周りを、指でつついた。

「はぁっ……はぁっ……わ、わたし……」

「ん？」

「ふ、不感症……なんだって……全然……濡れなくて……お、女として、欠陥品、だって……」

あの男が言っていた事か。

「みわっち、そんな言葉忘れて」

オレも緊張しながら秘部に指を滑らせると、可愛い水音が静かな部屋に微かに響く。
良かった。ちゃんと濡れている。

「あ……」

「わかる？　ちゃあんと、濡れてるっスよ……」

割れ目を優しくなぞり、濡れた指で膨張している突起に触れた。

「あっ……ッ……ん……」

指を一本、挿れようとしたところで……みわっちの全身が強張っていることに気がついた。

「みわっち……？」