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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第61章 恋人達は愛に誓いを


「ん……」

柔らかいみわの感触が、オレを惑わせていた。

さっき、今夜はNGの意思表示があったばかりで、少し落ち込んでいたのだけれど。

「……みわ、今日はお断りじゃないんスか……?」

唇が離れたタイミングで問うと、蕩けた目をしたみわは、恥ずかしそうに俯いた。

「ごめんなさい……そういう意味じゃなかったの……つい、ああ言っちゃって」

髪を撫でると、くすぐったそうに頬を赤らめる。

……かわいい。

触りたい。

欲に負けて、部屋着の裾から手を入れると、しっとりした柔らかい肌に触れる。

あぁ……この肌の感触、堪んねぇっス……。

久しぶりの感覚にひどく興奮していると、みわがオレの部屋着に手をかけていた。

今日はえらく積極的。
これもバレンタイン効果っスか?

重なる唇が、気持ちいい。

みわからしてくれたキス、というのが何よりも情欲を煽った。

前ボタンを全て外すと、細い指がするりと侵入してくる。

ふにふにとした柔らかい指先が自分の身体を滑っていくと、触れたところからどんどん熱を持っていく。

「みわ……っそんなんされたら、もう止まんないっスよ……?」

むしろもうヤバイ。

1ヶ月の間、自分で慰めるばかりで、全くみわを抱けなかった。

……この間の騒動も勿論原因のひとつではあるけど……。

既に、身体は過剰と言ってもいいほどの反応をしてしまっている。

「ッ……みわっ……」

みわの指先が、そんなに敏感でないはずのオレの乳首に触れるだけで、出してしまいそうな程の快感が背筋を走る。

「みわっ……媚薬とか……盛ってないっスよね……?」

さっきからのキスといい、この愛撫といい、あまりに気持ちよくてつい変な質問をしてしまう。

みわはくすくすと笑っている。

「そんなことするわけないよ……涼太、気持ちいい?」

その色っぽい笑顔と声に、更にゾクゾクした。

普段どちらかというと性に消極的なみわからのこういう行為は、こんなにも快感を高めてくれるのか。

「あ……ッ、気持ち……い……っ」

完全に立場が逆転していた。





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