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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第58章 すべて受け止めて


返事の代わりに、一番深いキスを返す。

「ン……」

柔らかい唇が、たどたどしく応じてくれるのが嬉しい。

少し唇が触れただけで、もう身体は溶け出しそうなほどに熱い。

真っ赤な耳朶を食むと、身体全体でビクリと反応した。

「はぁ……っ」

剥き出しにした乳房は先端が固く尖り、薄いピンク色の果実を実らせているよう。

堪らなく愛しいその膨らみを優しく舌で転がすと、身を捩って喘いだ。

薄く筋の入った腹筋には、血のような色の跡をつける。

「あ……んっ」

白い背中に跡をつけると、本人ですら見えない所有印のようで、さらに興奮してしまう。

「っあ、っあ……も、そこ、だめ……」

オレを守った愛しい傷口は、泣き言が漏れるまで舐め、吸い続けた。

漏れ出る切なく甘い声が耳を擽って、胸を熱くする。

どうして、何度抱いても足りないのか。
どんどん求めてしまうのか。

「りょ、涼太……まって、次は、私がするって……言った……!」

「うん、また次の機会に……」

そんな非力な抵抗、聞いてあげない。

止められない。

この肌を、この香りを味わうのが止められない。

「あッ……!!」

ここは、一番敏感な場所。

充血して膨らんだ肉蕾に、挿入を促す蜜を垂らす秘唇。

壊さないように。
愛が伝わるように。

舌と唇で、執拗に愛した。
一度の絶頂では、解放してあげられない。

達した時の表情と嬌声は、どんなものよりも甘美で、愛しい。

何度も、何度も、蜜を吸い尽くす勢いで。

「あ……も……むり……ゆるして……涼太……」

自分にも限界が来たことを感じて、再び唇を重ね、震える身体を抱きしめた。

「みわ、足……大きく開いて」

小さく命令すると、恥ずかしそうにおずおずと足を開く姿が煽情的で。

片足を持ち上げ、側位にして深くまで突き込んだ。

「あぁあぁっ!」

蕩けた目でオレを見つめ、びくんびくんと全身が痙攣している。

絶頂を迎えたばかりの身体には強すぎる刺激。

「ああ……ぁ……んぁ……涼太ぁ……」

貫く快感に必死で耐えている姿が堪らない。

「オレを感じて、みわ」

「あ……ッ、あぁ……ッ……!!」

オレだけを感じて。

何度も、何度も、オレだけを。



オレは……



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