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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第58章 すべて受け止めて


「……これなら、後ろから触っても大丈夫っスか……?」

「……!」

以前は恐怖に駆られて出来なかったけど、こうして鏡越しに顔を合わせて居られるならどうだろうか。

いや、勿論怖いなら無理強いするつもりは全くないし、これができないからどうということはない。

ただ、色々な方法で彼女を愛したい、彼女の持っている恐怖の記憶をひとつでも減らしたい、それだけだ。

「……顔が見えてるから、こわくない……」

その声を聞いて、陰部を愛撫していた片方の手を解放させて、柔らかい乳房を揉んだ。

「ああァ……ッ!」

びくびくと反応する背中が愛おしい。

堪らず舌をうなじから背中へ滑らせると、まるで伸びをした猫のように、しなやかに背を反らせて喘いだ。

「みわ……可愛い」

後ろから抱きしめるようにすると、みわと鏡越しに目が合って、恥ずかしそうに小さく微笑んだ。

「……続けて、ヘイキ?」

「……大丈夫……でも、私ばっかり気持ち良くしてもらうのは、いや……」

また言ってる。
みわはもう少し自分勝手になるべきだ。

オレが与える快楽に素直に反応してくれるだけで嬉しい。

みわの感じている姿を見て得られる精神的快感というのは、他の何物にも代えがたい。

愛しているヒトが、自分の愛撫でこんなに蕩け、乱れるなんて最高じゃないか。

「お願いだから……感じて、みわ」

「あぁ、ああっ、涼太……!」

名前を呼ばれるたびに、下半身が熱く滾っていくのが分かる。

「キモチイイ?」

「んっ、んッ、きもち、い……」

乳房を揉んでいた手を再び膣内に滑り込ませ中をぐいぐい刺激すると、ぶるぶると身体を震わせ、また絶頂が近づいてきた。

「やぁ、も、もうおかしく、なッ、あ!」

びくんっと派手にお尻が跳ね、更に背中が反る。

挿入している指を、肉壁がキュウキュウ絞りあげだした。

「あ……あぁ……」

びくん、びくんとオーガズムを堪能するように全身が揺れている。

「サイコーっスね……」

だらりと口から垂れている唾液。
下の口は更に愛液の洪水だ。

ナカが十分にほぐれているのが分かり、
オレの欲望が図々しく顔を出してきた。



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