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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第57章 透明な君


転んで一瞬動けない私に近寄ると、涼太が買ってくれたワンピースが容赦なく捲られた。

「すぐに済ませるから。ね?」

手は手首で纏められ、自由がない。
腕ごとブンブン振って暴れたりするのに全く効果がない。

ガタガタとテーブルや壁を蹴ったりしているのに、店内が騒がしいのか、誰も来てくれない。

「んぐ、んぅう!」

「肌、綺麗だよね」

お尻に這う手が気持ち悪い。

さっき、涼太に触られた時は怒っているかと思って怖かったけど、こんな風に気持ち悪くなかった。

あっという間にショーツを下ろされてしまう。

「むーっ! んむぅぅう!」

お願い……誰か、気付いて!

声は濡れた布に遮られて、くぐもった音にしかならない。

「ンぅ………!!」

指が中に入ってくる。
恐怖。嫌悪感と恥ずかしさで、身体が硬直した。

「……お、外は濡れないから入らないかと思ったけど、中は凄い濡れてんじゃん。実は期待してた?」

チュクチュクと音を立て掻き混ぜられる。

それはさっき、涼太に身体を触られたからだ。

「……それとも……実はさっき布団の中でヤッてたりして。エロい顔してたもんなあ」

「んん、んんんんっ」

ブンブンと頭を振って抵抗する。
やめて。抜いて。

なんでそんな酷い事を言うの。

カチャカチャとベルトの音がする。

「大丈夫、気持ちよくなれるよ」

手を後ろ手にひねられて、肩が外れそうに痛い。

「んぐ、ぐゥ!」

お尻に硬いものを当てられ、擦られる。

「肌が柔らかいから、こうして擦ってるだけでも気持ちいいね、みわちゃん」

このままじゃ……!
お尻からすりすりと下がってきて、秘部に、硬いものが当てがわれたのが分かる。

「……大好きな黄瀬君だと思えばいいよ。すぐ、終わらせるからね」

「んん! ゔーーー!!」

腰を捻らせてなんとか入れられないように抵抗する。

「動くなって……!」

パァンとお尻を激しく叩かれた。
激痛に息が止まる。

「ゥ……ッ!」

更に激しく身を捩り、挿入を拒否し続けた。

「ほら、大人しくしろよ」

振り払っても振り払っても、身体は自由にならない。
涙が止まらない。
痛い。

「んぐぅ…………!」

涼太……!




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