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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第10章 接触


「みわっち、なんか怒ってる? どーしたんスか?」

「えっ、なんでもないよ……」

お互い制服に着替えて、朝食を食べ終え。
みわっちが、なんか変だ。
急に態度がよそよそしい。

オレ、また寝てる間に怒らせちゃったのかな。

でもさっき、目を覚ましたらみわっちがオレの唇を触ってて、驚いた。

みわっち、オレとキスしたいって思ってくれてる?

でもさっき、チューはしたし……もしかして逆!?
あれが怒らせた原因!?

「みわっち、もしかしてさっきしたの、怒ってる?」

「え?」

「ごめんね、オレ気軽にキスして。もし嫌なら、言って」

「ち、違うよ!」

遮るように大きな声を出すのは、みわっちにしては、本当に珍しい。

「違うの。嫌とかじゃないの……さっきの……」

「うん、さっきの?」

「あの、す、すぐ、終わっちゃったから……」

耳どころか、首まで赤いみわっち。
待って。今、なんだって?

「わあ、今のなし! 学校いこ!」

「みわっち」

みわっちの肩を掴んで、こっちに向かせた。
リンゴみたいだ。

「なんスかもーそれ……反則っスよ……」

そのまま、恥ずかしそうに目を伏せる彼女の唇を奪った。

「体調悪いみわっちに無理させないよう必死で我慢してたのに、なんで煽るんスか」

「あ、煽ってなんか……」

唇を少し味わった後、舌を入れる。
口内を愛撫していると、みわっちが、舌を絡めてくる。

……初めてっスね、みわっちの方から舌動かしてくれるの……やべ、嬉しい。

「んっ……ふ……ぁ」

いつも、されるがままって感じのみわっちだけど、今日は腕をオレの腰に回してきた。

すげー嬉しいんだけど、そんなことされたら我慢できないんスけど……。

目を開けると、めちゃくちゃ素直に感じてるみわっちの表情が目に飛び込んできた。

「……は、みわっち、その顔、エロい」

やばい。オレ、スイッチ入ってる。
激しく音を立てて、彼女の口内をオレの舌で犯す。
オレしか感じられなくなればいい。

「あ……黄瀬、くん……ん、ん……」

今日のみわっちは一体どうしたんだ。
可愛すぎるんスよ!
ああっもう!




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