• テキストサイズ

【黒バス:R18】解れゆくこころ

第55章 街へ出よう


しまった。
またオレ、やらかした?

やっぱりみわ、ちょっと情緒不安定なんスかね。

「みわ」

みわは俯いたままぽつりと漏らす。

「……場所も弁えずにごめんなさい」

「もー。だからみわだけじゃねぇってば。オレだって年中みわに発情してんだから、同じっスよ」

「は、発情って……」

「だって仕方ないでしょ。好きなんスもん。ずっとみわと一緒に居たいんスもん」

ほっぺたをぶにっと両手で挟んで顔を上げると、潰れた顔がおかしくてつい笑ってしまう。

「ぷ、すげぇ顔」

「もーー! ひどい!」

そう言いながらもオレを見る瞳は涙で濡れ、キラキラと光っている。

「綺麗っスね」

真っ直ぐオレを見る、強く優しく綺麗な瞳。


乱したくなる。

唇を重ね合わせると濡れた瞳が揺れ、段々と、怒っている表情から恍惚の表情へと変わっていく。

その移り変わりが美しく非常にエロティックで、夢中になって唇を貪った。

本能のままにみわに覆い被さり買ったワンピースを丁寧に脱がすと、色白の肌がピンク色に染まっておりオレを誘惑した。

肌を合わせるごとに押し殺した吐息が嬌声となり、耳を満たしてくれる。

また、みわの身体は足先まで冷えていたが、ナカに入ると温かい肉壁が迎え入れてくれた。

「……みわ、あったかい」

「うん……」

「長く入ってたいんスけど……まだ動かなくてもいい?」

「ん、だいじょうぶ……」

「ごめんね、オレこんなんばっかで」

「ううん……嬉しい」

キスを受け入れてくれるみわの唇にも余裕が出てきたようだ。

「重くない?」

「もっと体重かけてくれてもいいくらい」

可愛いことを言うのでわざと押し潰してみた。

「ふふ、重たい」

そう言う割に苦しそうな顔を見せず、むしろ嬉しそうだ。
この細い身体には結構辛いと思うんスけど。

また少し身体を浮かそうとしたら、離れないでと首に手を回した。

「オレいま、全体重かけてるんスけど。重いでしょ」

「……それが、いい」

ちょっと。
オレ、みわに殺される。





/ 2455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp