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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第55章 街へ出よう


涼太はいつもの通り優しく微笑んでいるのに、指は荒々しく中を蹂躙し続けている。

「すごい、ほら……指に吸い付いてくる」

涼太の指が擦るたびに叫びたくなるほどの快感が突き抜け、腰が揺れてしまう。

「っあ、んぅ……んんん」

じんじんと、中が疼く。
指、指なんかじゃ足りない。

でも、だめこんなところじゃ。

「や、だめ、だめ、やめて。こんなところじゃ、だめ」

力が抜けた身体では抵抗が出来ない。
首を左右にぶんぶん振って、抵抗の意思を示す。

もうどうしたらいいのか分からずに、目には涙が滲んできた。

最高に、気持ちいい。
擦りあげられるたびに息が詰まり、中がきゅうきゅう涼太の指を締め上げるのがわかる。

「……ゴメンね」

「ひぁっ」

散々暴れていた指がずるりと抜かれる。
中を満たしていた快感が霧散していく。

「ぁ……」

「オレばっか欲しがって、ごめん」

涼太は優しく私の身体を起こし、背中のファスナーを上げ、捲り上がったスカートを元に戻した。

涼太は愛液まみれになった指をひと舐めし、またカラオケのリモコンの前に戻ってしまった。

ズルい。
だから涼太はズルいっていうの。

思いっ切り煽っておいて、じゃあやめましたって、そんなの……

「……涼太」

「うん?」

涼しい顔をしている涼太の両頬を掴み、無理矢理キスをした。

頭にくる。
頭にくる。

私ばっかり揺さぶられて、私ばっかりいっぱいいっぱいで、私ばっかりこんなに好きなんだ。

夢中で唇を舐め、食んだ。
舌を入れても、涼太は舌を絡ませてくれない。

くちゅくちゅと音がするのも構わずに、必死で口内を弄くり回す。

ばか。涼太のばか。
からかってばかりで、楽しんでるんでしょう。

「……はぁ、はっ……」

こうやって混乱してる私を見て、面白がってるんでしょう。
こんな動物みたいな自分が情けなくて、勝手に涙がボロボロと流れてくる。

「りょ、りょうたの、ばかぁ」

子どもみたいにしゃくりあげて泣いている。

「ひっ、きすしたり、ひっく、あし、からませたり、ひっく、するから、っ、りょうたのことしか、っ、かんがえられなく、なる……ひっく」

涼太は、口元は微笑んでいるけど、何も言ってくれない。



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