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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第55章 街へ出よう


突然の事に気が動転していると、僅かに唇が離された。

「……ぷ、は、ちょっと、涼太! ここ、どこだと思って……!」

視界に入ってきた涼太の目は、奥底に興奮の色を宿していた。

「……今すぐにここでキスしろって言ったのは、みわっスよ」

それって。

「そ、それっ……歌詞……!」

さっき私が歌った歌の歌詞だ。

「……オレしか見てないんでしょ?」

それも、さっきの歌の歌詞。
でも……

「そ、それはそうだけどっ……」

私は涼太しか見てない。
涼太しかいらない。

つい、肯定してしまうと、更に涼太に火をつけてしまったようだ。

「……1曲目から"もっと中まで入って"とかいうから誘ってんのかと思ったっス」

涼太の長い指がスルリと太腿を伝う。

「っひゃっ」

突然の感覚に思わず身体が震える。

「涼太、やめて……こんなとこでっ」

「……男が女に服を贈る意味……月並みだけど、知ってる?」

え?

「何、それ? 何か意味があるの?」

涼太の手が背中のファスナーを下ろす。

「や、待ってよ、涼太……!」

「……その服を脱がせるためだよ」

「!? ちょっ、りょう……ン」

続きは、再びキスで塞がれた。

スカートの中に入ってきた指がタイツ越しに下着に触れ、ピタリと止まる。

「……みわ、なんでこんなに濡れてんの? これ、今のキスでこんなになったわけじゃないっスよね?」

耳元でそう囁かれて、恥ずかしさで悶絶しそうになる。

ずっと、ずっと欲情してたなんて知られたくない。

「……ねえ、みわ」

湿った下着の上から陰核の辺りをくりくりと弄られると、腰が浮くほどの快感が走る。

「っあ……! だめ、外に聞こえちゃう!」

「聞こえないっスよ」

タイツがお尻の下まで下ろされ、下着の隙間から指が入ってくる。

「あ」

そのまま、ぬるぬるになった秘部に真っ直ぐ何本かの指が入ってきた。

「……んんっ」

「わ……中、もうぐっちょぐちょ」

「っあ、だっ、誰かに見られたら……っ」

ドアの一部はガラス張りになっている。
いくら角部屋だからって、誰もこないとは限らないのに。

それなのに、気持ちよくて……止まらない。




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