第53章 初詣
「ホンットに、勘弁してってば……」
いつかと同じようにひとりごちて、涙に濡れたみわの頬を拭った。
オレ頑張った。
よくぞ耐えた。
誰か褒めて。
鼻まで真っ赤にして、くうくうと寝息を立てている姿が可愛い。
年始早々、何やってんだ。
優しく、ゆっくりしてあげるつもりだったのに。
結局、みわが落ちてしまってからも身体の熱は引かなくて、謝りながら腰を振って2回も出した。
変態度MAXなオレを、誰か止めて。
更に更に、それでも足りないのか今オレは、コンドームを代えてもう一度みわの中に入ろうとしている。
柔らかい太腿を抑えるように広げて、蜜が溢れる壺に自身を沈めた。
「……っ」
すげえ、気持ちいい。
みわに包まれる感触が、マジでたまんない。
変態どころの騒ぎじゃないけど、許して欲しい。
奥までずっぷりと入ったのを確認してみわの身体を抱き寄せ、布団に横たわった。
今日は繋がったまま眠りたい。
乾くことの知らない愛液がオレの太腿を濡らすのを感じて、無性に嬉しくなった。
ホントに、何をそんなに意識してるんスか?
「初めてのオンナ、ねえ……」
……オレの女性に対するトラウマのようなものを植えつけたのは他でもないSariだし、そこから助け出してくれたのはみわなんだけれども。
……Sariと初めて会ったのは、中3ん時だったっスかねえ……。
温かいみわに包まれながら、少し過去の事を思い出していた。