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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第53章 初詣


「……みわこれ以上痩せないでよ〜オレ、ガリガリより今の方がいいっス……あー柔らかい……」

「ちょ、ちょっと!」

涼太はそう言って全身あちこちと触りまくる。

「りょ、涼太だってこれ以上痩せないでね!?」

「ん〜、確かにもう少しウエイトも身長も欲しいっスね」

「暫くはまた筋トレだね」

「あーもうまた色気がない流れ……みわ、わざとっスか?」

わ、わざとだよ……!
そういう空気にしないようにしてるの!!

「ね、ねえ7時待ち合わせなら、少しでも寝た方がよくない? 午後にはおばあちゃんちに行くし……」

「……みわは体力もないっスね」

「あ!」

涼太が私の背中を指でなぞった。

「みわ、背中弱くてカワイイ」

続けて温かい舌が追いかけてくる。

「…っ、だめ、帰ってきてからっ……」

「こんなに反応してるのに?」

じわじわと燻る火のような快感が全身に広がっていく。

「も、最近……回数が多いよう……!」

絶倫の涼太に合わせてたら、本当にいくつ身体があっても足りないよ!

「……いいじゃねぇスか……オレ……事件の時……もっともっと抱いておけばよかった、って後悔したんス。もう、あんな後悔絶対にしたくない」

その声は、明らかに震えていて。
手がするすると胸に触れる。

「ぁ、やっ……あん……っ」

「……嫌なら、そんな可愛く喘がないでよ……」

背中を愛撫されながら、指で気持ちいい所を探られる。

嫌じゃない。嫌じゃないから困ってるのに……!

「ね、どこがいいのかちゃんとオレに教えて?」

知ってるくせに。
全部、分かってるくせに。

「や、あっ、りょーたのばかー!!!」



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