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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第52章 大晦日の出会い


オレ、変っスか?

困らせているのは分かっているし、オレの過去の事でみわが傷付いているのも分かっているのに……

みわが嫉妬してくれるのが嬉しい。
その思いを出さないようにして、耐えて噛み締めてイクのが可愛い。

オレの事で頭いっぱいなみわが愛しい。

絶頂を迎えたみわの目尻には涙が浮かんでいた。

この子の中に入りたい。
繋がりたい。
どろどろに、溶かして欲しい。

「……みわ、入ってもいい?」

柔らかい胸の肉を掴むと、ぴくりと腰が動いた。

「んっ……ぁ」

「……受け入れてくれるっスか……?」

「わたしで、いいの……? こんな、みっともなくて、不安にばっかり……なって……」

「……みわがいい」

不安に揺れる瞳を快感に染めたくて、勝手に腰を沈め始めた。

「ああ……っ! ぁ……ん、りょ……た」

中はちゃんと潤っている。
薄いゴム越しに、うねる肉の熱を感じる。

「痛くない……?」

「あ、ァア……涼太……涼太あ」

本当に、みわ以外とこころを繋いだセックスなんてしたことがない。

Sariとは、言い方が悪いが彼女が勝手に入れて勝手に腰を振っていただけだ。

そこには射精が待っているだけ。
彼女の感じている顔さえ覚えていない。
あんなの、セックスじゃない。

「あん、あっ……りょー……た……」

「……みわっ……後にも先にも、オレはみわしか……見てねぇスよ……」

声を聞くだけで、顔を見るだけで、感じているみわを実感するだけで興奮し、幸福感に満たされる。

こんな相手、みわだけだ。

頬が染まり、荒い息で濡れた厚い唇にキスをしながら、ひたすら快感に震える肉体を味わった。





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