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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第52章 大晦日の出会い


「はぁ……んっ」

「ナカ、ピクピクしてる。可愛い」

「はぁ、はぁ……からかわないで……っくしゅん!」

「ちょっ」

つい身体が冷えてくしゃみが……。

「あ……ご、ごめんなさい鼻がムズムズして」

「びっくりした……急に締まるから出るかと思ったっスわ……寒い?」

ぴったりとくっついている以外の部分は意外と冷えていて。
身体は火照って熱いのに変な感覚だ。

「……くっついてれば平気」

「そう? ……ま、離さないっスけど」

そう言って、掛け布団を肩までかけてくれた。

静か。
部屋の中が凄く静かになった。

窓辺からの冷気を感じて、まだ雪が降っているのかな、なんてボーッと考えたり。

「みわ、あと5分で年が明ける」

「えっ」

時計を見ると、23時55分になっていた。

「……涼太、今年1年ありがとう」

「こちらこそ。来年もよろしくね、みわ。……あ!」

「え、なに? なに?」

「……このまま年が明けたら、姫はじめってどうなるんスかね……」

「……それって、その年最初にするえっちのことだよね」

「うん、そうっス」

極めて真面目な顔でそういう涼太に思わず吹き出してしまった。

「今してるこれがそうなるんじゃないの?」

「……やっぱそうっスよね……なんか勿体無い気がしてきた」

「ふふ、じゃあこのまま終わりにする?」

「いや……まだイカせたいっス」

そう言って涼太は起き上がり、挿れたまま私の腰を持ち上げていつもの……正常位にした。

「え……まって、休憩、みじかいっ」

「ムリ。みわんナカが誘うんスもん」

また、涼太が浅く出し入れを繰り返す。
硬いものが擦れて、火がつきそうなくらい中が熱い。

おさまっていた熱が、再び噴き出した。

「あっ! んっあ! そこ、そこだめ!」

「そんな顔しといて何言ってんスか……あぁ、みわん中トロトロ……」

「んっ! んっ……あ……」

少し休んだ筈なのに、すぐにぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響いてくる。

身体も跳ね上がり、足の先まで興奮している。

「や、やだ、ばかいじわる! なんでそこばっかり、…っあ、
やっ、いっちゃ……!」

「……オレも、出る……っ」

「あ、あぁ……んっ……!」

愛するひとと、最高の快楽を堪能した。




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