第51章 おかえり

「ねえッ……何か……変」

「変じゃないっスよ……イイでしょ」

このトロトロの感触、ヘンな気分になっちゃう。

胸と胸が重なると、いつもと違い彼の肌の上で自分の肌が滑る。

痛くなるような摩擦のない刺激に、早くも先端が硬くなってしまった。

「やぁ……！」

「このお湯、みわのココから出てくる蜜にそっくりっスね……」

そう言って涼太は私の秘部に指を這わせてきた。

「これはローションっスか……？　それとも、もう濡れちゃった？」

「あ……っ、ァあ」

このトロトロヌルヌルが指の動きを助けて、感じたことのない快感になる。

涼太の首に回している腕も、滑り落ちそうだ。

「……はぁ、はっ……」

快感に耐えながら視線を落とすと、彼のモノも既に興奮状態になっていた。

ぬめりの浴槽の中で屹立しているソレを優しく手で包む。
先端の首の部分を掌を使って擦ると、涼太が腰を浮かせて反応してくれる。

「……ッ……」

「……涼太も、気持ちいい？」

片手は太腿に、もう片方の手で袋を刺激したり竿を扱いたり。
両手全体で愛撫したり。

「これ……すげ……ッ……」

ぬめりが手の動きを助けてくれて、すごくえっちな動きになっているのが分かる。

涼太が感じてくれている。嬉しい。
もっと、もっとしたい。

「ちょ、みわ、そんなにしたらダメだって……ッ」

涼太の指の動きが快感で鈍くなっているうちに、責め立てるように大きなソレを扱いて身体を密着させる。

身体が触れ合ったところからピチャピチャといやらしい音がする。
更に少し離れるとねっとりと糸を引いて、物凄く興奮してしまう。

触れ合っているだけで、気持ちいい。

思わずまた片腕を涼太の首に回して私から唇を奪ってしまった。

「ん……ふ……っ」

涼太のキス。

涼太の肩がぴくぴくと反応しているのが分かる。
目を薄っすら開けると、荒い息で快感に顔を歪ませている彼が目に入って。

私が今、涼太を気持ちよくさせてる。
その事実が最高に興奮を煽った。

「はっ…、ア……涼太……」

今日は私、ヘンだ。
自制がきかない。

秘部を弄っている涼太の指を抜いて両手を私の腰に回して貰うよう誘導する。

「……みわ？」

「……私に……集中して……」

再び下手くそなキスで彼の口を塞いだ。