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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第50章 ウィンターカップ、その後


キスをしながら枕の下から取り出したコンドームの袋を開くと、音に気付いたみわがぴくっと震えた。

「……こわくないよ」

みわは、咄嗟に唇を離したオレが聞く前にそう言って、再び唇を求めた。

コンドームを装着すると、左手は彼女の手を握り、焦らず話しかける。

「力抜いて。痛かったらやめるから言って」

「……うん」

オレ自身をみわの入り口にあてがい、体重をかけ、ゆっくりと沈めていく。

「……んあ……ぁ」

先ほど指でもだいぶほぐしたが、みわの中があっという間にオレでいっぱいになる。

あったかい。

「……やっぱり暫くしてないと、狭いっスね……大丈夫?」

恐怖や痛みは感じていないようだけど……。

狭い壁がオレを締め上げるように刺激して、最高に気持ちいい。
温まった愛液がオレに快感を伝え、幸せな気持ちになる。

「……んっ、……ぁ……」

みわはピクピクと動く腰でオレを奥へ奥へと呑み込んでいくと、濡れた音が響いた。

「みわ、痛くない?」

「ぁ……っ、うん、だいじょ、ぶっ……わ、わたし……っ、はっ」

「ごめんね、無理に話さなくていいから、ゆっくり、感じて」

体温が馴染んだのを感じて、ゆったり腰を振る。

「あんっ……へ、変なこえがっ……でるっ」

「前も気にしてたんスよ、みわ。気にしないで、自然にしてればいいっスから」

「……でも……っあ、ん……あぅ、ん……」

「その可愛い声、どっから出てるんスか……」

「んん、あっ、恥ずかしいっ……!」

「みわ、ずっと……こうしたかった……」

みわを一番近くに感じながら、何度も突いた。

彼女の喘ぎ声を聞きながら、温もりを感じながら、何故か初めて会った時から今日までの事を思い出していた。

痴漢に遭っているみわを助けて、それでも気丈に壇上に立つ彼女に惹かれて。

オレの異変にいち早く気づいてくれた。
風邪を引いたらお見舞いに来てくれて。

初めて、自分から付き合いたいと思った。
キスしたいと思った。

思わず奪ってしまったファーストキス。
雨音の聞こえる部屋でのキス。

ヤツとの再会。

夏、初めて身体に触れた時は興奮しすぎておかしくなるかと思った。


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