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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第48章 弱音


「……口、あけて」

言われるままに微かに開いた唇の間には潤った舌が覗いている。

……ヤバい、興奮する。

部屋着のズボンを下ろし、オレは下半身を露出させてしまい……。

右手で屹立したモノを掴んで、左手はみわの頬に添え、唇を重ねた。

ああ、もう戻れない。

「ん……ぅ」

甘い声と甘い唾液を味わいながら扱く。
甘い。甘い。
ドロドロに溶けて、オレの体内に全て入ってしまえばいいのに。

「……っ……」

極度の興奮状態が、あっという間に射精まで導きそうだ。

でも、早く終わればそれだけ早くみわを解放してあげられる。

「……きせく……」

薄っすら目を開けたみわの手がオレのモノに触れた。

「ちょ、みわっ?」

「私が……」

柔らかい手がオレのモノを包み、亀頭から竿から優しく触れ始める。

「待ってオレ、まだ風呂入ってないし」

「……いいよ、そんなの……」

手の感触がダイレクトに快感を伝える。

「あ……ぁ、みわっ」

本物のバカかオレは。
なんで男性恐怖症の彼女にチンコ握らせてんだよ。

でも、自分でするのとは桁違いに気持ちいい。

先端からどんどん滲み出てくるのが分かる。
頭に血が上って目が回る。

ずっと求めてた、みわの感触。
無理。無理。こんなの我慢できない。

「……みわ……っ、ハァ……ごめ、触って、いい……?」

彼女が頷くのを確認して、首筋を舐めながら左手で胸に触れた。

「ひゃ……!」

ごめん。
もうみわで頭がいっぱい。

「あっ……」

可愛く喘ぐ唇を唇で塞いで、乳房を優しく揉んだ。

みわの声を聞きたかったのにキスをしたのは、オレがみっともなく喘いでしまいそうだったから。

「……っふ、んん」

ぬるぬると動く手に力が入る。
上下する動きが少し速くなって……このままじゃすぐ……

「はぁ……黄瀬くん、きもちいい?」

「……っは、気持ち、いっ……っやば、みわ、出そう」

快感が押し寄せてくる。出る。

早い。早すぎるだろ。
ドーテーか。

「うん、いいよ、だして……」

「……い……っく……」

その低めに響いた声が引き金になり、オレはみわの手の中に濃い白濁液をドクドクと吐き出した。


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