• テキストサイズ

【黒バス:R18】解れゆくこころ

第48章 弱音


みわとキスをしている。
ぼんやりしている……夢か。

ふんわり、柔らかい。

背中のケガがあるから、オレの上にうつ伏せになるよう誘導して。
夢の中まで気にしなくていい気もするんスけど……

唇を愛撫しながら右手で髪を梳く。
左手はみわの肌を求めて、服の中に忍ばせている。

温かい。

彼女が刺された日に触れた肌の冷たさではなく、いつもの温もりに安心した。

傷を避けて背中を優しく触るとピクンピクンと素直な反応が返ってきて、嬉しくなる。

ふと、挿入はどうしようかなどと考えた。

騎乗位にするか、側位……松葉崩しなんかも興奮していいっスね。

折角いい夢見てるんだから、やりたい事やらないと損じゃないスか。
夢オチを存分に堪能してやる。

みわは身体を震わせ、顔はもう蕩けている。

舌を弄びながらその表情を堪能していると、声が聞こえてこない事に気づく。

どうせならそこんとこまで徹底して再現して欲しいんスけど?

「……ぁ」

聞こえた。そうそう、やっぱり夢くらい思い通りにならないとね。

ぴったり密着しているのは気持ちいいけど、胸を触ってあげられないのがちょっと不満。

その柔らかくみずみずしい身体を覆っている服や下着を、順に脱がしていく。
流石に恥ずかしそうにしているけど、そんな表情、余計に煽るだけ。

「まって……」

待てねぇっス。

オレに覆い被さっている身体を支え、半身になるような体勢にして、胸から味わう。

柔らかい、本当に柔らかい胸の肉をやわやわと揉み、端から舌で愛撫する。

「……あっ……」

直ぐにぷくりと乳首が硬くなった。
薄い色味の先端がついた双丘は、オレを誘うようにピクリと動いて。

「……可愛い」

キスマークを残し、先端を口に含むと身体が大きく反応した。

「あっ!」

……傷に良くないっスかね……いやいや夢だった。

下半身が熱い。
……入りたい。

ダメっスか?
夢でくらい。

「……みわ、抱きたい。抱かせて。みわん中、入らせて……」

みっともなく懇願する。
だって、オレを包んで欲しいんスよ。

「……行かないで……」

寂しいんだ。

「みわ、寂しい……オレを、愛して……」

情けない弱音がポロリと漏れた。
夢の中だから、許して欲しい。


/ 2455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp