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【黒バス:R18】解れゆくこころ

第47章 距離


何も意識していなかった。
今までずっと使わせて貰ってた客間。

ここに来たばかりの時は……毎日が真っ黒で、何の色もなかったな。

部屋に入ってから、思い出して泣いて……まいにち、繰り返しだった。

暗闇の中をひたすら歩く恐怖。

そんな事をぼんやりと考えながら戸を閉めた途端、足が竦んだ。

「……あ……」

突然、目の前が暗くなる。

瞬きひとつしただけなのに、いつの間にか私は、裸で組み敷かれていた。

「あ、あ、あああ!」

「みわ!?」

"みわちゃん"

遠くで誰かの声がする。
まさか、他にも仲間が……!?

やだ。
やめて。
やめてよ。
離して。
助けて。

「いや、やあ、やあああ!」

誰かが私の腕を掴む。
いやだ……!

「みわ、落ち着いて、大丈夫よ、大丈夫だから、ここには誰もいないから」

「いや、いや、いや……!!」

私に触れている腕に力が込められた。

"暴れんなよ"

逃げようと身をよじる。
顔に何発もパンチが飛んでくる。
避けられない。

鼻血が噴き出す。
口の中が血の味でいっぱいになる。

「やめて……いたい……離して、ゆるして……」

"暴れるともっと痛い思いする事になるよ"

腰を掴まれた途端、肛門に硬い物が当たる。

"動くなよ"

「や、いや……無理、ムリです……!」

狭い穴を無理矢理こじ開けられる激痛。
ゴリゴリと直腸内に異物が入ってくる。

「ひ、ぎゃああ! いたい! やめて!!」

"みわちゃん、逃げられないよ"

激しく抽迭されると排便のような違和感。

腰を打ち付けられるたびに、喉が圧迫されて声が勝手に出る。

「あう、ああう、いや、いや……!」

"喘いでおいて何言ってんだよ。淫乱女。
気持ちいいんだろ? 素直になれよ。

お前が誘惑するから、悪いんだ

こうなるのは
お前が全部
悪いんだ

自業自得だからな"



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